pho@自習室

2014-03-30

Invention Analysis and Claiming:introduction

| 15:22

この本を買った。会社にあったけど第2版が出てたので。

Invention Analysis and Claiming

Invention Analysis and Claiming: A Patent Lawyer's Guide

発明とは何かということを考えるときに役立ちそうな気がする。主に米国のやり方をベースとしているけれども、発明という概念自体は米国も欧州もないわけで十分に使えると思う。

イントロによるとPart IからPart IVまであって、

  • 発明のコンセプト
  • 請求項を書いてみる
  • 明細書を書いた後に起こることを予測・対処する
  • 明細書のストーリー

という感じらしい。見たところひたすらにProblem-Solutionアプローチのようだ。それについて、Robert Goddardのロケットの発明を例として説明している。

Patent US1103503 - Rocket apparatus. - Google Patents

http://www.google.com/patents/US1103503

基本的なフォーマットは

The problem(s) of ~ is (are) solved by ~.

こういう課題をこういう手段で解決するというのが発明。

The problem of

enabling a rocket to carry a large amount of combustible material while keeping the weight of the rocket as low as possible

is solved by

successively feeding portions of the material to the rocket’s combustion chamber from a separate casing containing the supply of combustible material.

これを請求項にすると

A rocket apparatus having, in combination,

a combustion chamber,

a casing containing a supply of combustible material, and

means for successively feeding portions of said material to said combustion chamber.

ロケットの重量をできる限り軽くしながら、最大限の燃料をロケットが運べるようにするにはどうしたらいいかという課題があって、連続的に燃料をチャンバに供給するというのが発明。請求項にすると、チャンバと、燃料タンクと、燃料タンクからチャンバに連続的に燃料を供給する手段とを有するロケットとなる。わかりやすい例だと思う。having, in combinationというのは正直あまり見かけないので、最近のスタイルではないのかもしれない。なんと言っても100年前の発明だ。今だとcomprisingだけで済ましてしまいそう。

初版は2007年でこの第2版が2013年。最近のアメリカ判例を考慮したそうだ。イントロはここまで。